Guyatone LG-130T ビザールギター調整

今回もビザールギターの調整過程など紹介していきます。

前回はフルアコだったので今回はソリッドギターです。
Guyatone LG-130Tです。
比較的出回りやすいビザールギターで、1960年代のギターの質の中ではそんなに悪くないギターだと思います。

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ビザールギターは基本的に状態悪い物が多いですがその中でもグヤトーンは現状まだギリギリいけるくらいの個体が多い気がします。

今回は比較的状態が良かったです。
やはりハイ起きとフレット浮きが気になりますが、この個体は修正が必要なかったです。

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※フレット浮きチェックしてます。
購入の際にチェックする箇所ですね。
トラスロッドも左右余裕があり稼働します。
フレット磨きます。

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くすみがかなりあったので一旦スポンジやすりで磨いてからピカールで磨きます。

その後シムを2枚挟んでネックを取り付けして、
弦高も調整して仕上げていきます。
ビザールギターはこのネックの仕込み角がやっかいで個体によっては1、2枚のシムで対応出来ない場合も沢山あります。
そういった場合は面でシムを作って対応していきます。
今回は2枚で対応しました。
弦高も6弦12F 1.8mm 1弦1.6mmくらいである程度弾きやすく仕上がっていると思います。

電装系は基本的には500Kのポットがついているのですが、ソリッドボディのタイプは個人的には250Kに交換してあげる方がペケペケした音やピーキーなサウンドから使いやすいサウンドに変えれるので交換しました。

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特にリアPUが使いやすくなると思います。

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※おそらく40という刻印があるので昭和40年製の1965年と思われます。

次に古いPUはマイクロフォニックの物が多く、環境次第ではハウリングする物もそれなりにあります。

ソリッドボディのビザールギターを使う人はある程度大きい音やそれなりに歪ませて使用すると思うのポッティングをしてハウリング対策をしています。

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真空にして奥まで浸透させます。

深い歪みや、大きい音量においてはかなり効果を発揮してくれます。

これである程度は使用出来るビザールギターには仕上がったと思います。

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45800円

リセールに関してもうちで購入したギターはネック折れ等大きな問題がなければ販売額の30-45%で買取致しますのでご安心下さい。

ネック周りもより良くしたい場合は+30000円でフレット交換、ペグの精度を良くしたい場合は+5000円で対応します。

試奏やビザールギターについての相談もお気軽にお待ちしてます!

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